大型置き時計の構造

大型置き時計の構造

大型置き時計は大きな文字盤を動かしたり、デジタル時計の場合にはその表示を見せるなるといった特別な構造が採用されていることが多く、そのために強い力を必要とする場合が少なくありません。これらを得るために一般的な時計とは異なり様々な動力部品を搭載しているのが特徴で、様々な複雑な構造が用いられているのが一般的です。
デジタル時計の場合には大画面の液晶を表示させるため、一般的なものとは比較にならないほど強い電流を必要とすることが多く、そのための電源回路が内蔵されていることも多くなっています。また機械式時計の場合はゼンマイが2つ以上搭載されていたり、この動力を補うために振り子が搭載されていると言うものも多くなっているのが特徴です。特に振り子時計の場合にはゼンマイの力で振り子を揺らし、主にその力で大きな張りなどを動かしていると言うことが多いため、これらの動力部分が非常に複雑になっているため、一般的に大型置き時計は一般的なものに比べ様々な部品が複雑に利用されているものとなっています。

日本で生産された大型置き時計のおもな種類

大型置き時計は、一昔前であれば一家に必ず一つは備わっているものでした。時計は人生をあらわすアイテムであり、新たな家族を持った時に購入するという習わしも存在したほどです。一言に大型置き時計といっても、その種類は細かく分類されます。
からくり式・振り子タイプという2つがあり、日本では特にからくりの大型置き時計が人気となっていたほどです。小さな窓からハトが姿をあらわす時計、これを見かけたことはありませんか。この時計もいわゆる仕掛けタイプであり、一定時間ごとに精巧な仕掛けを見ることができます。振り子というのは大きな重りが左右に動きながら秒針を進めるのですが、こちらは日本製ではなくドイツ製です。
1980年代まではさまざまな場所で目に出来ましたが、現在ではデジタルクオーツが主流となっていてお目に掛かれません。もしも自宅に保管をしているという場合があったら、修理をしてでも再び活用したいアイテムといえます。